Q&A よくある質問

Q1: ワールド極真会館とはどのような団体ですか?極真会館との違いは?ワールド極真会との違いは?

A: ワールド極真会館の代表を務めている竹隆光師範は,国際空手道連盟の創設者で極真空手の創始者である大山倍達総裁の直弟子であり高弟の一人です。大山倍達総裁の命によって1981年3月に開設された国際空手道連盟極真会館鹿児島県支部を前身として,大山倍達総裁から直々に伝承された「武道精神」と「極真空手」の普及および発展に寄与すべく立ち上げられたのがワールド極真会館です。大山倍達総裁ご在命時の「極真会館」の伝統と文化を継承し,さらに普及させること,また「極真空手道」を発展させていくことを団体の使命としています。

竹代表は,全世界空手道選手権大会や全日本選手権大会のチャンピオンなど,数多くの実力選手を育て上げました。その実績は空手界で群を抜く高い評価を得ています。具体的には,第8回世界大会チャンピオンの木山仁,第40回全日本大会チャンピオンの谷口誠,第9回世界大会準優勝のヤン・ソウクップ,全日本ウェイト制大会二連覇を成し遂げた別府良建らの選手を育成・輩出しました。「極真」を冠する大半の団体は,武道空手としての極真空手の捉え方,そのあり方に関する考え方に大きな差異は見られません。技術体系の維持発展や伝承方法などに団体固有の価値観的な差異が見られるほか,競技上のルールと審判の仕方に関する認識,組織運営(経営上の)の手法などに違いが見られます。なお,ワールド極真会(ワールド極真会空手連盟)は海外の方が創設した組織で当団体とはまったく別の団体です。

Q2: 極真空手を始めるのに年齢制限はありますか? 

A: 当道場では,子供から大人まで幅広い年齢層を受け入れています。小さなお子様の場合は5歳以上とさせていただいていますが,基本的にはお子様からシニアの方までご参加いただけます。年齢や体力に応じて稽古内容を調整しますので安心して始められます。 

Q3: 経験がなくても大丈夫ですか? 

A: はい,初心者も大歓迎です。武道や格闘技の経験に限らずとも,スポーツ自体が初めての方にも体力に合わせて段階的に指導します。基本的な動作などは,個々のレベルに応じて何度でも反復し,身につくまで徹底的に指導しますのでご安心ください。 

Q4: どのような道着や用具が必要ですか? 

A: 入門の際に必要な空手着や基本的な防具についてはご案内します(当サイトの入会案内もご参照ください)。初めて稽古をする方は,まずは動きやすい服装で気軽に始めてください。徐々に稽古に慣れていく中で,それぞれのニーズに応じて必要なものを購入していただければと思います。 

Q5: 稽古の頻度や時間はどのくらいですか?  

A: 週に2回の稽古を行っています。基本的には水曜日の夜と土曜日の午前中です。稽古場所および日時は本ウェブサイトに随時掲載します。毎回約2時間の稽古です。幼稚園児(5歳以上)と小学生は1時間を目安としています。また,道場生のニーズや昇級・昇段審査に向けた強化が必要な場合には,居残り稽古も可能です。個々のニーズとペースに合わせて調整もできますのでご相談ください。 

Q6: 女性も参加できますか? 女性でも稽古についていけますか?

A: もちろん参加可能です。現在,国内外で多くの女性が極真空手の稽古に励んでいます。稽古は性別や年齢を問わずご参加いただけます。体力や筋力に不安がある方も心配はいりません。体力・筋力向上のための補強メニューを稽古に取り入れていますので,様々な技術の習得と一緒に向上させていくことができます。また,個々の身体能力に合わせてメニューを調整することも可能です。決して「ついていけない」ことはないはずです。安心してご参加ください。 

Q7: 試合や大会には参加できますか? 

A: 当道場では,希望者が試合や大会に参加できるようサポートしています。希望者には,試合に向けたトレーニングやアドバイスも行いますので,興味のある方はお気軽にご相談ください。注意していただきたいのは試合に出場する間隔です。特に成長期にあるお子様は試合間隔が過度に短いとトレーニングの負荷と試合時の疲労が蓄積し,疲労骨折をはじめ様々な怪我や故障が生じかねません。当団体では幼児,小学生,中学生,高校生については試合間隔を最低20日間以上空けるよう注意を促しています。

また,他流派の試合に出場すること自体は問題ございませんが,まずはワールド極真会館主催の大会(支部ごとの交流試合を含む)を最優先していただき県大会以上の上級クラスの試合において入賞できた者のみ他流派の大会に出場させていくという方針がございます。あらかじめご承知おきください。なお,昇級・昇段審査においては,他流派団体主催の大会成績ではなく,ワールド極真会館主催または友好団体(極真会館中村道場)主催の大会成績が重視されます。

Q8: フルコンタクト空手は危険ではないですか? 

A: 当道場では,安全面に十分配慮し,技術や体力に応じた指導を行っています。初心者には基礎から指導し,攻撃に必要な技術だけでなく,相手の突きや蹴りを受ける・捌くといった技術を身につけてから組手の稽古を行います。厳しく感じられることを承知の上でさらに補足すると,受け・捌きが基本的なレベルでできない場合,また,他の道場生に対して粗暴で横柄な態度をとるなど礼節に欠く姿勢・態度が見られる場合は組手の練習に参加させません。防具の着用やルールによる制限を設け,怪我を最小限に抑える取り組みも行っていますし,道場責任者が不在の場合,組手稽古(ライト・スパーリングを含む)は禁じています。

Q9: 道場のルールやマナーはありますか?稽古で重視していますか? 

A: 極真空手の道場では,礼儀・礼節や基本的なマナーが非常に大切にされています。稽古場所への入退室時の礼,稽古前後や稽古中の礼や言葉遣いなど,道場内外を問わずお互いに敬意を持って接することが求められます。稽古を行う場所,稽古で使用する道具や防具,空手着も乱雑に扱うことは控えるよう指導します。昇級・昇段審査会場や大会会場でも同様です。これは道場生だけでなく,保護者の方にも当てはまります。会場スタッフや審判,セコンドの先生方,対戦相手やその保護者に対しても,礼節を重んじた言動や振る舞いが求められます。審査や試合の場だけでなく,日常生活の中でも礼儀を意識して行動できるよう心がけたいところです。 

Q10: 他流派で取得した帯は移籍後も認定してもらえますか? 

A: 極真会館の色帯である場合には当団体の審査会においてその帯から再受審していただくというケースがほとんどですが,当団体本部もしくは理事等にその都度確認・相談させていただいた上で対応いたします。極真会館以外の団体から授与された帯については,大変申し訳ないのですが白帯からの再スタートとなります。 

Q11: 見学や体験は可能ですか? 料金はかかりますか?

A: 未経験者の場合は特に,いきなり稽古に参加してみるというのはハードルが高いように感じるかもしれません。まずは見学だけ,見学しながらできそうな部分のみちょっとだけやってみる,あるいは見学ではなく全部体験してみる,一度だけでなく数回の見学・体験をお願いしたいなどお一人ずつご要望に極力お応えしたいと思います。見学・体験参加は無料です。まずは「お問い合わせ」フォームからご連絡ください。見学・体験ともに事前予約制です。

Q12: 仕事の関係などで稽古に間に合わない時があるかもしれません。途中からの参加はできますか?

A: もちろん可能です。稽古中に入退室する際の所作やマナーについては指導させていただきますので,それに従っていただければ一切問題はございません。途中参加は常時可能ですし,所用で稽古途中で退出する必要がある場合にもその旨事前にご連絡いただければ早退も可となっています。また,稽古中に体調の関係で気分が悪くなった,一度座って息を整えたいなど様々な状況,不測の事態が生じる可能性があります。その際には我慢せず,指導員に申し出ていただければ小休止をとるなど適切に対応いたします。ご安心ください。

Q13: うちの子は空手に興味があるのですが,集中力がなく迷惑をかけそうで心配です。大丈夫でしょうか? 

A: 集中力がない,落ち着きがない,忍耐力が欠けている,我慢強さが感じられない—そういったお子様こそ武道空手に挑戦させてあげるべきかもしれません。最初は稽古中にしんどくて落ち着きなく動いてみたり,ついつい他の道場生と私語をしてみたり,子供らしいと言えば子供らしい振る舞いなのですがハラハラするような行為が見られるかもしれません。しかし,継続して稽古を続け,他の道場生の振るまいに触れながら,先輩道場生や指導員から注意・指導を受け続けていくことによって,徐々に変化・成長していくものです。長い目で見てあげないといけません。

当団体の道場では,数えられないほどの子どもたちが感心するほどの成長を遂げる姿が報告されています。当然武道である以上,時には厳しく指導することがあります。保護者の方々,指導員,そして道場生全員が協力しながら見守りますので思い切って挑戦させてみてください。

Q14: 刺青(入れ墨)を入れています。金髪にしています。etc. 入門できますか?

A: 入門時に当道場の規約(会員規定)にお目通しいただき,誓約書を書いていただくのですが,その文書にも明記しています。当道場では,極真空手の武道的側面,つまり今日まで継承されてきた武道空手の精神と伝統を尊重しています。武道修練の場としてふさわしい環境づくりを常に目指しておりますので,誠に申し訳ないのですが,以下に該当する方の入門はお断りしています。

・刺青やタトゥーをされている方
・髪を金髪などに染色されている方
・他者に威圧感を与えたり,恐怖心を抱かせるような容姿(髪型等)にされている方

その他,反社組織に所属された過去,現在所属されている方なども入門をお断りしています。経歴を詐称し入門後に問題が発覚した場合には即時退会とともに顧問弁護士を通して組織的に対応いたします。

これらの基準は当道場が大切にしている礼節や品位を保ち,道場生がお互いに安心して武道修練に励むための配慮です。稽古(特に組手稽古)を見学なさる保護者,試合会場(セコンドなど)で応援される関係者にも上掲の基準には十分にご配慮いただきますようお願いいたします。なお,地毛がそもそも黒くない,あるいは目立たない小さなファッションタトゥーはあるが簡単に隠せるといった個別の事情については常識的な範囲でご相談に応じます。 

Q15: 昇級・昇段にはどのくらいの日数がかかりますか?

A: 審査会の開催頻度は年に3〜4回ですが,全員が受審できるわけではなく受審する準備が整っているかどうかを各道場の稽古にて見極める必要があります。日頃の稽古でできないことが審査会で突然できるようになることがあるかもしれませんが,審査会はそのような突発的な現象の出現を目指す場ではありません。「日頃の稽古でできることが定着していることを確かめる」場であり,「さらなる向上のための改善点を自覚する場」です。また,道場稽古への欠席数(出席率),当団体主催のイベントや大会への参加状況および試合結果なども加味されます。様々な観点から見て問題が見られず準備が整っていると判断されれば審査会へ挑んでいただきます。したがって,個々の道場生の状況によりますので,昇級・昇段にどのくらいの期間が必要であるとお伝えすることができません。

加えて,昇段に関しては,さらに複数の要件がプラスされます。たとえば,極真空手の黒帯の所持者は「先生」と呼ばれ模範を示す立場になります。道場生に対して基本稽古や移動稽古,型や組手にいたるまで基本的な指導ができることが前提となるため,茶帯(一級,二級;場合によっては緑帯三級)になると道場生の前に立って基本稽古の指揮をとり適宜道場生に助言を与えるなどの経験が積めるような機会が与えられます。

それらの基本的なことが問題なくできること,他の先生方と協力して組織に貢献していること,礼儀・礼節を重んじた所作や言動が常に見られることなどを総合的に評価した上で当団体上層部と協議し,昇段審査受審の可否が判断されます。稽古日数・修行年数だけでなくその成果が問われます。個々の技量レベルにもよりますが,黒帯取得までは少なくとも5年以上かかります。

Q16: 帯の色とレベルにはどのようなものがあるのですか? 

A: 入門後すぐは白帯です。その後,稽古を重ねて審査に合格することによって昇級していきます。級が上がるにつれ帯の色が変わっていきます。総本部にて会員登録(年間登録)されていないと正式な帯や認定状が授与されませんのでご注意ください。

・入門=白帯
・10級=橙帯
・9級=橙に銀一本
・8級=青帯
・7級=青に銀一本
・6級=黄帯
・5級=黄に銀一本
・4級=緑帯
・3級=緑に銀一本
・2級=茶帯
・1級=茶に銀一本
・初段以上=黒帯