竹 隆光

(たけ りゅうこう)

八 段

国際空手道連盟 ワールド極真会館 代表

旧名・竹和也。鹿児島県出身。18才で総本部に入門。極真空手の創始者である大山倍達から直接指導を受けた高弟の一人。現役時代は強力な突きと下段蹴りを武器に全日本大会で活躍。昭和56年(1981年)3月,大山倍達の命により故郷に鹿児島県支部を開設。奄美大島を皮切りに道場を展開させ,総数は鹿児島県内だけで約60ヵ所を数える。記念すべき第1回鹿児島県大会(1982年6月)では観客を楽しませようと金属バット折りの演武を披露。渾身の下段蹴り6回目にして見事に金属バットを折ってみせ,観衆の度肝を抜いた。

全世界空手道選手権大会や全日本選手権大会のチャンピオンなど,数多くの実力選手を育て上げる実績は空手界で群を抜く高い評価を得ている。具体的には,第8回世界大会チャンピオンの木山仁,第40回全日本大会チャンピオンの谷口誠,第9回世界大会準優勝のヤン・ソウクップ,全日本ウェイト制大会二連覇を成し遂げた別府良建らの選手を育成・輩出した。

現在は一般社団法人国際空手道連盟ワールド極真会館の代表理事を務めており,大山倍達から伝承した「武道精神」のさらなる普及と,「極真空手道」の発展のために邁進する日々を送っている。

極真の精神

 実践なくんば証明されず

証明なくんば信用されず

信用なくんば尊敬されない 


力なき正義は無能なり

正義なき力は暴力なり

極真の理念

頭は低く
目は高く
口を慎しみ心広く
孝を原点とし
他を益する

押忍の意味

尊敬・感謝・忍耐

型の三要素

技の緩急・力の強弱・息の調整

空手の生命

空手の生命は組手にあり,
組手の生命は基本にあり

 空手の定義 

 点を中心に円を描き,
線はそれに付随するものなり

 道場の作法 

武道は,礼に始まり,礼に終わる

道場訓

一. 吾々は心身を錬磨し
確固不抜の心技を極めること

一. 吾々は武の神髄を極め
機に発し感に敏なること

一. 吾々は質実剛健を以て
克己の精神を涵養すること

一. 吾々は礼節を重んじ長上を敬し
粗暴の振舞いを慎むこと

一. 吾々は神仏を尊び
謙譲の美徳を忘れざること

一. 吾々は智性と体力とを向上させ
事に臨んで過たざること

一. 吾々は生涯の修行を空手の道に通じ
極真の道を全うすること

大山倍達総裁座右の銘

十一箇条

一. 武の道は礼に始まり礼に終わる。よって常に礼を正しくすべし


二. 武の道の深求は断崖をよじ登るがごとし,休むことなく精進すべし


三. 武の道においてはすべてに先手あり,しかれども私闘なし


四. 武の道においても金銭は貴いものなり,しかれども執着すべからず


五. 武の道は姿なり,何事においても常に姿を正しくすべし


六. 武の道においては千日を初心とし,万日の稽古をもって極みとす


七. 武の道における自己反省は,常に練達への機会なり


八. 武の道は宇のためにあるものなり,修練にて私心を忘れるべし


九. 武の道においては点を起とし,円を終とす線はこれに付随するものなり


十. 武の道において真の極意は体験にあり,よって体験を恐れるべからず


十一. 武の道において信頼と感謝は常に豊かなる収穫を得ることを忘るべからず

(一社)国際空手道連盟

極真会館 総本部

ワールド極真会館は,国際空手道連盟 極真会館総本部(旧・極真会館支部長会)の加盟団体です。極真会館の創始者大山倍達総裁から認可を受けた全国の極真会館支部長らによって構成され,以下の事業に組織的に取り組んでいます。


 ①極真会館による世界大会の開催

 ②極真会館による全日本空手道選手権大会の開催

 ③極真空手の正しい継承,普及のための研修会等の開催

 ④極真関連標章(商標)を管理するための諸活動

 ⑤前各号に附帯関連する事業

【加盟団体】

  • 国際空手道連盟ワールド極真会館
  • 国際空手道連盟極真会館世界全極真
  • (一社)国際空手道連盟極真会館
  • 国際空手道連盟極真会館浜井派
  • 国際空手道連盟極真会館安斎派
  • I.K.O 国際空手道連盟極真会館水口派
  • 国際空手道連盟極真会館⻑谷場派
  • 極真会館滋賀県総本部
  • 国際空手道連盟極真会館熊本県早田道場